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メカジョに期待! 機械好き女子に企業から熱いラブコール!

今「メカジョ」のニーズが高まっている!?

近年はエンジニアやメカニックとして活躍する女性も、どんどん増えていますね! これを象徴するものとして、少し前に「リケジョ」「ドボジョ」という言葉が流行したのも、記憶に新しいです。

「それじゃあ、今は『○○ジョ』が流行ってるの?」

はい! タイトルから察するように、今回取り上げるのは機械工学系の女子学生や女子研究者を指す「メカジョ」なんです!

機械いじりが好きな女子なんてほとんどいないでしょう……とお思いの方、まあ確かに機械系学科は工学部のなかでも特に女性が少ないのですが、徐々に増えてきてはいるんですよ。

機械系は、就職分野が非常に広いという特徴があります。製造業が核の日本にとって、「機械」は根底を担う存在のひとつですから、必然的に底支えする機械系への進学数が高まると言われています。

政府も女性を「我が国最大の潜在力」と位置付けて、2020年までに指導的地位に締める女性の割合を少なくとも30%程度にする目標をたてていますが、今はまだまだリケジョ、メカジョの絶対数が少ないため、技術系の管理職を揃えるのに四苦八苦しており、その手の女子学生は各企業で獲得合戦になっていたりするようです。

メカジョ

政府や機械学会もメカジョの活躍を促進!

ここからは、もう少し具体的な話をしていきます。

内閣府が策定した「男女共同参画白書 平成29年版」では、「女子学生・生徒の理工系分野の選択促進及び理工系人材の育成」という取組を行っています。女子中高生・女子学生に理工系分野に興味を持ってもらうために、理工分野で働く先輩たちの話を聞くことができる「理工チャレンジ」や、理工系女性人材の育成に向けた取組を実施した産官学からなる「理工系女子応援ネットワーク」の本格展開を行っています。
また、文部科学省は、2017年に「理工系人材育成戦略」を策定し、その重点項目として、「女性の理工系分野への進出の推進」を行うなど、理工系女子を増やすための支援をしています。

民間では、一般社団法人日本機械学会(JSME)が、機械系に女性技術者を増やすことを目的として、会長である大島まり氏(東京大学教授)を筆頭とした「LAJ(Ladies’ Association of JSME)委員会」という組織があります。

LAJ委員会の具体的な目標は以下です。

1.機械工学分野で活躍している女性の積極的な情報発信
2.機械工学に携わっている女性のネットワークの充実化と拡大
3.性別を超えた研究・職場の環境つくり

(参考)日本機械学会 LAJ委員会
URL:https://www.jsme.or.jp/laj/info.html

毎年「メカジョ未来フォーラム」というイベントを開催して、機械系女子学生の就職やキャリア支援を行うほか、中学校・高校へ出向き、エンジニアの魅力を伝えるなど、広く活動しているそうです。
ギュッと情報をまとめましたが、ようするに「メカジョをサポートしてくれる組織」と考えてOKで すね!

機械工学系の学生、特に女性がまだまだ足りない現状では、優秀なメカジョの力が求められています。ゆえに、女性が働きやすい環境づくりはけっこう大事なんです。

女性が増えれば業界に「声」が形成され、その後の就業先として「道」が出来上がります。ひいては政策にも影響を与え、労働環境の改善にもつながり、すべてにおいて良好なサイクルが生まれることでしょう!

メカジョ

さまざまな分野で女性目線が必要な時代に!

最後に、メカジョがどのように活躍しているのかを紹介したいと思います。みなさんも知っているヒット商品の中には、優秀なメカジョたちが主戦力となったものもあるんですよ!

例えば、「パッソ プチプチ プチトヨタ」でおなじみ、トヨタ初代「パッソ」。可愛らしいデザインに赤いカラーリング、そして「トヨタ最小コンパクトカー」というコンセプトで、女性を中心に大人気でした。

実はこのパッソ、開発段階から女性ウケを狙っており、女性中心のチームが開発したんです! 女性目線で設計されたので、女性にとって非常に使いやすい車でした!

日産でも、エンジン製造や女性視点での内装デザイン、車両実験など車づくりのさまざまな工程に女性のエンジニアが参加しており、女性が働きやすい製造ラインを追求して生産効率をのばすなどの成果もあげています。

このように、研究開発部門で求められる能力は多岐に渡るので、女性のほうが向いている領域も多くあるのです。特に「使い勝手の良さ」については、今後ますます女性の意見が必要になるでしょう。

政府や企業から熱いラブコールを受けているメカジョ!
日本機械学会でも、2017年に機械工学分野における若手女性研究者・技術者の活躍推進を図ることを目的に「女性未来賞」を新設するなど、さらなるメカジョ支援を行っています。
みなさんの身近な人からも大活躍するメカジョが現れるかもしれませんよ。

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