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未来の自動車は乗っているだけで良くなる

未来の自動車は乗っているだけで良くなる

未来の自動車について想像したことはあるでしょうか。

自動運転ができる車や、空を飛べる車に憧れた人も少なくないでしょう。

実はIT技術の進展によって、そう遠くない未来に、自動運転と空を飛べる車ができるかもしれません。

つまり、運転者がいらない未来が訪れるかもしれないのです。

そこで、今回は「未来の自動車は乗っているだけで良くなるのか」について、ご紹介していきます。

IoT技術は自動車業界にも影響を与えている

あなたはIoT技術を知っているでしょうか。

機械の遠隔操作ができる技術で、有名なマシンだとドローンにIoT技術が使われています。

災害現場での行方不明者の発見に役立ったり、人間が入れない危険な場所への探索として用いられたりしてきました。

今後は、IoT技術が自動車業界に影響を与えていきます。

簡単にいうと、自動車を遠隔操作できる技術が開発されているのです。

詳しくは、次の章でご紹介していきます。

スマホで車の運転が可能になる

スマホで車の運転が可能になる

未来の車は、「コネクッテドカー」と呼ばれる車が普及していきます。

コネクッテドカーとは、iPhoneやAndroidに入れたアプリによって、操作が可能になる車のことです。

前章でご紹介した、車の遠隔操作(IoT化)です。

車とのIoT化で注目されるようになる技術が「5Gモバイルネットワーク」です。

「5Gモバイルネットワーク」への進化

スマホを使っている人であれば、電波マークの近くに「4G」か「LTE」といった表示がされているはずです。

現在は「4G」がWi-Fi以外の通信速度として、もっとも速い技術として認識されています。

「5G」へと通信規格が進化することで、通信速度が4Gの約7倍まで速くなるといわれています。

車の中にスーパーコンピュータと同レベルのコンピュータを搭載しておけば、スマホでの自動車操作が可能となります。

以前、スマホのアプリを使って、駐車場の決められた場所に停車させる実験が行われたことがテレビでも報道されていました。

車に乗っていた被験者は、一切ハンドルに触れず、ハンドルが勝手に左右に回るのを座って見ていたといいます。

つまり、技術面だけでいえば、車をIoT化できているということです。

次世代のスマホが発表されたとき、コネクッテドカーが自家用車として普及するカウントダウンの始まりだといえるでしょう。

タクシーが自動運転になる日も近い

タクシーが自動運転になる日も近い

タクシーといえば、運転手に目的地を告げて、目的地で運賃を支払うのが一般的でした。

しかし、未来のタクシーは少し変わっています。

未来のタクシーは、そもそもドライバーがおらず、目的地まで自動運転で送迎してくれるようになります。

日本でも少し片鱗を見せていますが、タクシーだけに頼らなくなってきていますよね。

代表的なツールでいえば、Uberが当てはまります。

タクシーがいくら待っても来ないときは、Uberを利用することで、Uberに登録している人に「近隣まで案内してほしい人がいる」と連絡が入ります。

すると、まったく知らない人が、車で目的地まで送迎してくれるシステムです。

お金はクレジット決済ができるので、支払いの手間もかかりません。

タクシーは、タクシー会社の運転→登録している個人の運転→ドライバーレスへと、徐々に変貌を遂げようとしているのです。

ドライバーレスのタクシーは、2017年から開発が進められており、2019年に実用化を目指すと「Aptiv」という会社が発表しています。

全国にすぐに普及はしませんが、徐々に自動運転タクシーを見かける機会が多くなっていくかもしれません。

地方に「運転席のない車」が普及し始める

未来の自動車は、運転席のないドライバーレスが主流になると、お話ししてきました。

地方に運転席のない車が普及し始めるのも、時間の問題だといえるでしょう。

なぜなら、都心部で自動運転車が普及するか、確かめるからです。

都心部で試用してみて、需要があるかないか、自動運転の安全性は確かなものなのか、どんなトラブルが起きそうなのかを検証していきます。

検証結果をもとに改良を重ねていき、都心部で見かけない日がないくらいに普及してきたら、地方での試用がされるようになっていくでしょう。

自動運転車がガソリンで走るか、充電式で走るかはまだ分かっていません。

ただ、地方に普及し始める頃には、自動運転が前提となっている様々なタイプの自動車が開発されていることでしょう。

タクシーが空を飛ぶ日も近い

未来の世界では、タクシーが空を飛ぶことが当たり前になっています。

現在では、信じがたいことですよね。

空を飛ぶタクシーのことを「ドローン・タクシー」といいます。

ドローン・タクシーが活躍する場所は、渋滞が頻繁に起こりやすいところです。

日本でいえば、各長期休暇時の旅行初日や、帰省ラッシュが当てはまります。

知っている人は少ないかもしれませんが、2017年からドバイでドローン・タクシーが試験運用されているのです。

海外で渋滞に悩まされている国では、タクシー・ドローンを交通手段として認めようとしています。

タクシー・ドローンには、UberやNASAも参入することを発表しています。

遠くない未来に、ドライバーレスの空を飛ぶタクシーを見る光景が、普通になっているかもしれません。

車を所有する時代から「借りる時代」へ

私たちは、条件付き自動運転と呼ばれている「自動運転社会」へと突入しています。

その名の通り、条件さえ満たせば、ある程度は自動運転が可能という時代です。

2020年には高度自動運転、その数年後には完全自動運転が可能な時代に突入していきます。

では、完全自動運転が可能となったとき、私たちの生活はどうなるのでしょうか。

結論からいうと、仕事で勤務先まで車を使う人以外は、今までの自動車を所有する必要がなくなるでしょう。

自動車を所有せず、お金を払ってでも職場まで完全自動運転の車で行く人も増えてくるでしょう。

つまり、車を所有する時代から、「必要な時だけ自動運転の車を呼び出して借りる時代」にシフトチェンジしていこうとしているのです。 https://www.mag2.com/p/news/375304/2

まとめ

今回は、「未来の自動車は乗っているだけで良くなるのか」について、ご紹介してきました。

おそらく2020年から2030年にかけて、車の常識が覆っていきます。

「完全自動運転」が普及して、当たり前の世の中になっていくのです。

一度は、完全自動運転の車に乗ってみたいものですね。