年々多くなってきています。
リニューアルにあたっては当然高額な費用負担があり、なかなか踏み切ることができない管理組合も多いのですが、修繕積立金をしっかり積み立てているような優秀な管理組合もたくさんおられるはずです。
ただし、エレベーターのリニューアルを検討する際にネックになるのは費用だけではありません。
リニューアルにあたってはいつも「生活の足」として使っているエレベーターを数日間〜10日くらい使用できなくなる可能性があり、エレベーターの重要度が高いマンションほどエレベーターのリニューアルに踏み切れない、というケースがあります。
そこで、少しでもエレベーターリニューアルの工期を短くできないか、ということについて考察してみたいと思います。
SECのスピードリニューアルはこちら
エレベーターリニューアル時交換箇所の限定
ポイント1
まずは、本当に必要な交換箇所に限定してリニューアル工事を計画することが工期を短縮することにつながるでしょう。ポイント2
制御装置(エレベーター機械室の制御盤)や駆動装置(巻上機モーター)など、主要機器のみを交換することで、安全性や快適性は格段にアップします。ポイント3
昇降路内の装置やかご室内の装備の交換を最小限に抑えることによって既存の製品を活用できるため、工期を短縮できます。ただし、かご室内デザインや乗り場デザインなどのリニューアル感が限定的となる場合がありますので、しっかりとした計画と関係者の了解が必要です。
エレベーターリニューアル前に準備段階での取り組み
エレベーターのリニューアルはエレベーター会社だけでなく、電気業者、運搬業者など、複数の業者がかかわります。
資材の搬入・搬出などの段取りを綿密に計画しておくだけでも工期の短縮につながります。
工事の計画を綿密に立て、事前にできる作業は先に済ませておくことで、工期の短縮につながるでしょう。
エレベーターリニューアルの工事段階での取り組み
綿密に計画を立てているつもりでも、実際の現場では予想されていなかったことが起こり、工期が結果的に延びてしまう場合があります。
アクシデントは付きものですが、リニューアルの現場を多数こなしているリニューアル会社に依頼することが最も大切かもしれません。
熟練した業者は、過去の事例も多数把握しており、トラブルが発生しても解決能力があります。
また作業項目の中で、夜間にも行える作業があれば、その分完全停止日数を減らすことも可能になります。
ただし、夜間作業は作業員の単価も上がり、工期を短縮することを最優先することによって、リニューアル金額が上がってしまうこともあります。
工期を優先すべきか、費用面を優先すべきかの優先順位をしっかりと協議して、エレベーターのリニューアルに臨まれることをお勧めします。
工期に関する基準 概要 – 国土交通省
エレベーターリニューアルの詳細はこちら