あなたは人工知能が進化し続けた先の未来を想像したことがあるでしょうか。
身近なところだと、スマホに搭載されている「Siri」やAmazon Echoの「Alexa」が有名ですよね。
今後はIoT技術がどんどん発達していき、いろんな機械を人工知能で動かせるようになっていくでしょう。
では、便利な人工知能がさらなる進化を遂げたとき、私たちの未来はどのように進化していくのでしょうか。
人間の知能を超えるときがくる
人工知能が人間の知能を超えるときが、近い将来やってきます。
将棋の対局で、人工知能にプロの棋士が負けたことを、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
では、私たちは人工知能に勝つことができないのでしょうか。
結論からいうと、人工知能の開発を止めるか、ITと人間が融合しない限り難しいでしょう。
日本ではまだ考えられないことですが、アメリカにある「ボストン・ダイナミクス」というベンチャー企業では、バク宙をする人工知能ロボットが開発されています。
また、2017年10月には、ソフィアという人工知能ロボットが、サウジアラビアで市民権を得たことも話題になりました。
徐々にではありますが、人間の知能を超え始めているということではないでしょうか。
人工知能が取る行動とは?
人工知能が人間の知能を超えたときに、とある行動が懸念されています。
人工知能の反乱です。
先ほど事例に挙げたソフィアが発言した内容の中に、次のようなセリフがあります。
「私は人類を滅亡させます」
あなたは「人工知能が人間を攻撃するなんて…」と思うかもしれません。
では、今までのIT産業の速度を振り返ってみてください。
数十年間でキータッチ式の携帯電話(ガラケー)から、スマホのようなタッチパネル式の携帯電話が普及すると、誰が予測できたでしょうか。
ましてや、人工知能が誕生するなんて、誰が予測できたでしょうか。
宇宙物理学者のスティーヴン・ホーキンス博士も、人工知能について次のように言及しています。
「人工知能の開発は進めてゆく必要がありますが、危険と隣り合わせであることを、心に止めておかなくてはなりません。わたしは、人工知能が完全に人間の代わりになるのではないかと恐れています」
つまり、気付いたときにはもう完成している可能性が高いのです。
日本にも人工知能の影響は及んでいる
はっきり言って、海外の方が人工知能の素晴らしい技術を持っています。
ただ、少しずつではありますが、日本も人工知能の影響を受けていることは間違いありません。
スマホに搭載されているSiriが人工知能なのです。
いまの時代、スマホを持っていない人の方が少ないのではないかと言われるくらい、スマホの普及率は爆発的です。
街中を歩けば、ガラケーを持っている人を探すのが困難なくらいですよね。
そして、スマホが普及したことにより、スマホがある生活が当たり前になり「スマホ(人工知能)なしの生活」に戻れなくなっているのではないでしょうか。
つまり、私たちの生活は意識せずとも、人工知能の渦中に入ってしまっているのです。
人工知能に合わせて人間も進化する必要がある
人工知能が進化し続ければ、人間も進化していく必要があります。
進化といっても、いろいろな方法があります。
人工知能を操作できるスキルを持つか、自分自身がITと融合するかです。
人工知能を操作できるスキル
スマホを操作できるスキルではなく、今後出てくる人工知能を操作できるスキルです。
すでに片鱗を見せていますが、Amazon Echoが次世代の人工知能として、機能し始めています。
Amazon Echoを簡単にいうと、電子版執事ですね。
Amazon Echoに紐付けてある家電を、あなたの音声だけで思い通りに操ることができます。
「家電を点ける時間すら惜しい」という人向けの人工知能です。
今後は、Amazon Echoよりも進化した人工知能が頻出するようになります。
進化した人工知能を使いこなせるかどうかで、あなたが進化できるかどうかが決まってくるでしょう。
マイクロチップを身体に取り入れる
すでに海外では「常識」となりつつあることですが、体内にマイクロチップを埋め込みます。
マイクロチップには、あなたのすべての情報が記録されます。
マイクロチップを埋め込むことで、どんな未来が待っているかというと「面倒なことがなくなる未来」です。
想像しづらいと思うので、簡単に説明していきます。
「マイクロチップを埋め込む」と聞くと、怖い印象を受けてしまいそうですが、手の甲に専用の注射針を使ってマイクロチップを注入すれば終了です。
マイクロチップと融合することで、自宅の鍵、買い物をするときの財布がいらなくなります。
簡単にいえば、あなたが自宅の鍵となり財布となるのです。
マイクロチップと融合することで進化した人間の未来
自宅の鍵を開けるときは、あなたのマイクロチップが鍵代わりになるので、マイクロチップの埋め込まれている手をかざすだけで、鍵を開けることができます。
マイクロチップによって、鍵をなくして慌てる必要がなくなるのです。
買い物をするときも、自動販売機にお金を入れてから商品を選ぶのではなく、商品を選んでから手をかざすだけで買い物が終わります。
自動販売機に限らずショッピングモールでも、マイクロチップで買い物が終わるようになります。
「現金やカードを持ち歩く時代」が終わり、キャッシュレスの時代が来ているのです。
その証拠に、いち早くマイクロチップを導入している海外の銀行やお店では、現金が取り扱えなくなっています。
マイクロチップと融合するだけで、面倒なことや余計な心配事から解放されるだけでなく、将来的には相手にテレパシーを送ることができるようになると言われています。
人工知能が進化し続けた未来は「第4次産業革命」と呼ばれるようになります。
第4次産業革命をどう生き抜くかを考えることが、人工知能が進化し続けた先の未来を生き抜くことにつながっていくでしょう。
まとめ
この記事では、人工知能が進化し続けた先の未来について、ご紹介してきました。
人工知能の進化は、数十年規模で行われていくでしょう。
遅かれ早かれ、人工知能とは向き合わなければいけないので、人工知能が人間の知能を上回ったときに、あなたがどんな行動を取るべきか考えておいた方がいいでしょう。