世界の人口がこのまま増え続けた未来を考えたことはありますか?
少し前まで世界の人口は60億人といわれていましたが、実は2011年時点で、世界人口はすでに70億人を突破しています。
つまり、私たちが考えている以上の早さで、世界の人口は増え続けているのです。
このままのスピードで、世界の人口が増え続けたらどうなってしまうのでしょうか。
今回は、「世界の人口が増え続けるとどうなるのか」について、ご紹介していきます。
世界の人口が増え続けることによる問題点
世界の人口は、すでに70億人を突破しているわけですが、懸念されている問題点は次の3つです。
・生活用品の不足・仕事に就けなくなる
・貧困になりやすい
生活用品の不足
日本にいる以上は、それほど大きな影響を受けないかもしれません。
人口爆発が起きているのは、諸外国だからです。
しかし、最近は外国人による「爆買い」が増えていますよね。
経済効果もあって良いとは思いますが、もし外国人が日本に移住してきたときのことを、想像してみてください。
近年、外国人が日本へ移住するケースが増えてきています。
日本へ移住する外国人が増えてくると、日本の生活用品を使う量も比例して増えていきますよね。
つまり、日本人が使う分の生活用品が足りなくなる可能性があるのです。
仕事に就けなくなる
外国人が日本へ移住してくるようになると、外国人も仕事を探すようになっていきます。
就職氷河期と呼ばれていた時期は過ぎましたが、外国人の参入により求人倍率そのものが高くなります。
いまは実感が沸かないかもしれませんが、未経験大歓迎の仕事は、徐々に外国人に取られるようになっていくでしょう。
仕事に就くためにスキルを身に付ける考え方もありですが、就職できなくなるかもしれない不安から解放されたい人が多いですよね。
そのためには、仕事に就くためのスキルを磨くのではなく、自分で仕事を生み出せるスキルを身に付けることが大切です。
自分で仕事を生み出せれば、外国人がいくら雇用問題に入ってこようが関係ないですからね。
つまり、無理に仕事に就く必要はなく、自分で仕事を生み出せるようになれば良いのです。
貧困になりやすい
世界の人口が増えていくと、貧困になりやすくなります。
言い換えれば、貧富の差が開いていくということです。
世界の人口がこのまま増え続けていくと、2050年には93億人に達すると予測されています。
裕福な暮らしをしている人には、大きなダメージはないかもしれません。
貧しい暮らしや普通の暮らしをしている人たちは、貧しい暮らしに傾いていく可能性が高いです。
なぜなら、お金は裕福な人たちのところから離れず、貧しい暮らしをしている人たちのところへ回ってくることが少ないからです。
人口が増えることで、貧困になっていく人たちも、比例して増えていくかもしれません。
物価の高騰
人口が増えたときの大きな問題点は、物価の高騰です。
山奥に建っている一軒家よりも、駅から近くてコンビニも近い物件の方が、物価が高いのは想像がつくでしょうか。
どうしてかというと、利便性が高いからです。
利便性がそのまま、物価に繋がっているといえるでしょう。
人口が増え続けると、今よりも物価が高くなっていきます。
影響を受けやすいのは、都心部に住んでいる人たちです。
都心部に住んでいると、物価が高騰したときの影響を、家賃という形で味わうことになります。
地方でも、スーパーの食材の値段に影響があるかもしれませんが、家賃が上がると生活を維持できなくなっていき、別のところに住むしかなくなっていくのです。
なぜ人口増加は止まらないのか
ここで、ひとつの疑問が浮かびます。
日本は少子高齢化社会といわれているくらい、人口が増えずに平均寿命だけが上がっています。
それでは、なぜ世界の人口増加は止まらないのでしょうか。
大きな理由は、発展途上国にありました。
・発展途上国が生産性を確保するため・生活をするために子供を作る
発展途上国が生産性を確保するため
世界の人口が増え続けているのは、先進国の影響ではありません。
発展途上国の影響です。
先進国では、2050年までに増えたとしても1億人程度といわれています。
しかし、発展途上国では、2050年までに27億人も増えると予想されているのです。
発展途上国は、生産性を重要視しています。
簡単にいうなら、生産性を確保し続けるために、人口を増やし続けているのです。
「生活をするため」に子供を作る
日本では、女性も積極的に働くことができていますし、働き方も自分で決められます。
ところが、発展途上国では、男性よりも女性の求人数が少ないのです。
つまり、仕事が少ないので、結婚しないと生活していけない女性が、発展途上国には多いのです。
結婚しないと生活していけない背景があるので、女性は生きるために結婚をするのです。
発展途上国と日本が違うところは、日本は子供を作るか作らないかを選択できます。
発展途上国では、家族の収入が安定してきたら、生活をしていくために子供を作ります。
子供を作る理由は、繁栄のためではありません。
生まれてきた子が女の子なら、人身売買によってお金に替えられます。
男の子なら、労働者として育てられます。
人口が増え続けている裏側では、人々が生き抜いていくために、様々な選択を強いられているのです。
今までになかったエネルギー源を開発する必要がある
世界規模で問題視されていることは、食料不足と水不足です。
大げさなことではなく、世界の総人口が100億人を超える日が、必ずやってきます。
つまり、早めに新しいエネルギー源を開発しておかないと、地球上にエネルギー源がなくなってしまう恐れがあるのです。
私たちが日常的に飲んでいる水ですが、水道水を浄化せずに飲める国は、わずか15カ国しかありません。
参考までに、アジア圏内で浄化なしで水が飲める国は、日本とアラブ首長国連邦の2カ国だけです。
今後は、いかに早く新しいエネルギー源を開発できるかが鍵となってくるでしょう。
まとめ
今回は、「世界の人口が増え続けるとどうなるのか」について、ご紹介してきました。
この記事で、どれだけ世界の人口増加が早くなっていて、人口増加への対策が追いついていないかが、ご理解いただけたのではないでしょうか。
あなたが日本に住んでいるなら、自分で稼いでいけるスキルを身に付けていきましょう。