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少子高齢化で変わる未来

少子高齢化で変わる未来

昔から少子高齢化問題が挙がっていましたが、施策をしても失敗に終わっていました。

その結果、2020年には日本人女性の半数が、50歳以上になる予想されています。

結婚せずに生涯を終える人たちも、増えてきています。

そこで今回は、「少子高齢化が進むとどうなるのか」について、ご紹介していきます。

少子高齢化が進むとどうなるのか

結論からいうと、このまま少子高齢化が進んでいくと、次の3つの未来が待ち受けています。
●無子高齢化社会
●晩婚者や未婚者の増加
●親族の歴史が途絶える

少子高齢化社会から無子高齢化社会へ

少子高齢化は、早まることがあっても遅くなることはないでしょう。

都心部ではまだ影響も少ないかもしれませんが、地方だと影響が出始めているケースもあります。

例えば、就職した企業の1年先輩が、自分より10歳上なんてことも珍しくなくなってきます。

今後10〜20年経ったら、都心部でも地方のような影響が出ている可能性が高いといえるでしょう。

つまり、徐々に労働者全体の年齢層が高くなっていき、子供ができないので若年層が少なくなっていく可能性が高いです。

現在は「少子高齢化社会」ですが、近い将来「無子高齢化社会」になっているかもしれません。

晩婚や未婚者が増えていく

今後は、晩婚者や未婚者が増えていくと予想されています。

そもそも、少子高齢化の原因を考えたことってあるのでしょうか。

ほとんどの人が、自分ごととして捉えられていないと考えられます。

大きな理由として、共働きをしないと生活していけない背景、成人するまで非難されていた子作りを急かされることが関係しています。

共働きしないと生活していけない?

共働きしないと生活していけない?

1人暮らしや実家暮らしであれば、月収15万円〜20万円でも生活していけます。

ところが、結婚して家族を養うとなると、業界や職種によっては共働きという選択肢を余儀なくされることもあります。

例えば、事務仕事だと月収30万円近くまで上がるのに、平均して20年は必要です。

業界を変えて、プログラミングの仕事だと、初任給で月収30万円クラスの募集をかけているところがあります。

今挙げた2つの仕事は、就業時間、残業、休日など度外視していますが、業界が違うだけで、初任給から2倍もの差がついています。

「子作り」の仕方を誰も教えてくれない

あなたは、誰かに子供の作り方を教わったことはありますか?

おそらく、学生時代には少子高齢化から目を背けた、身体の仕組みについての情報を得ることになります。

結果として、間違った性教育を受けて、大人になっている人が多いのです。

そして「少子高齢化問題」の現実を教わるのは、大人になってからです。

収入面の問題、日本の性に対する風潮、子供の生活環境、この3つがひとつでも欠けていたら、少子高齢化は悪化していってしまうでしょう。

親族が誰もいなくなる

少子高齢化問題で懸念されているのが、親族が誰もいなくなってしまうことです。

簡単にいうと、親族内の平均年齢が上がってきているのです。

例えば、4人家族がいたとして、一番年下が30代や40代の男女、といった家庭が増えてきています。

30代を過ぎると、結婚をするにしても、ある程度妥協しなければいけない部分が出てきます。

すると「生涯独身でもいい」といった考え方が広がっていき、親族の歴史が終わる可能性が出てくるのです。

妊娠・出産が可能な女性人数が減ってくる

少子高齢化問題に拍車をかけているのが、日本の女性人数です。

現状として、専業主婦でやっていけるほど、裕福な暮らしができている女性は限られています。

いまは、女性が会社員としても個人事業主としても活躍できる時代です。

時代の背景も加わり、専業主婦になりたがる女性は減ってきています。

むしろ、共働きをする家庭が増えてきているのです。

女性が働くことで、男性との出会いが減っていきます。

男性と出会いが減れば、理想的な男性と恋愛、結婚をすることもないので、子供を産むために必要な時間はどんどん少なくなっていきます。

その結果、気付いた時には、結婚はできるけど妊娠や出産の適齢期を過ぎてしまった女性が、増えてきているのです。

高齢者だけしかいない未来になる可能性も

高齢者だけしかいない未来になる可能性も

少子高齢化問題は、個人の問題だけではなく、国家の問題でもあります。

子供が生まれにくい国は、高齢者だけになっていきます。

高齢者だけになった国がどうなっていくかは、想像しやすいでしょう。

いまの日本に必要なのは、男女が結婚をして子供を作りやすい制度や環境作りです。

子供は作りたいが…

子供は作りたいが…

せっかく子供を作っても、子供を作ったことによって家庭が経済的に苦しくなってしまったり、子供を育てられなくなってしまったりすることがあります。

子供を出産しても、育児休暇を与えられない企業もありますし、育児休暇で休んでいる分の給料が引かれてしまうこともあります。

仮に子供を出産しても、預けられる保育園や幼稚園、先生までもが不足していることが現状です。

結論をいうと、子供を作ることは少子高齢化に貢献できます。

ただ、いまの日本で子供を作ると、育てていくのに充分な環境が整っていないせいで、とても苦労してしまうのです。

子供を作るか作らないかは、あなたの自由です。

ただ、育児放棄をしないことが、最低条件だと考えておいてください。

いまの教育環境でも子供を育てていきたい、という強い意志を持っている家庭ならば、少子高齢化に貢献できるかもしれません。

まとめ

今回は、「少子高齢化で変わる未来」について、ご紹介してきました。

以前から話題に上がっており、ニュースにもなっていました。

女性側は、子供が欲しい、子供を産みたいといった考えを持っています。

ただ現実は甘くなく、子供を作れない、子供を育てにくい環境が、国の問題としても取り上げられているのです。

子育てに非協力的なイメージを抱いている社会になっていると、多くの女性が感じています。

しかし、このままの状態で進むと、歳を重ねてから親族がいなくなり、孤独死して無縁墓地に入る方が増えていってしまう恐れがあります。

この未来を変えるためにも、女性が子供を産みやすい環境作りは、早急に対処しなければいけない課題だといえるでしょう。